BLOG ブログ
Salesforce認定アドミニストレーター試験に合格するまで
a.o
概要
弊社では昨年からCRMを導入して顧客管理を行なっています。
世界シェアNo.1のCRMであるsalesforceを活用しています。
弊社ではsalesforceのコンサルティングパートナーを目指していることもあり、salesforceの認定アドミニストレーターの試験を受けることになりました。
コンサルティングパートナーを目指していると言いつつも、まだまだ活用は模索中なので、そういった意味でも運用側が認定アドミニストレーターの試験を受けて知識を固めようという側面もありました。
私は二度受験して、二回目の受験(2024/6/15受験)で受かったので、勉強方法やどれくらい勉強したかなどを書き残そうと思います。また、salesforceの認定資格取得が私が弊社で第一号だったので、社内で1人でsalesforceの管理者を任されてどうやって勉強するべきか戸惑っている方などの参考にもなるかと思います。
想定される読者は以下のとおりです。
1. これから認定アドミニストレーターを受験される方
2. 社内で1人でsalesforceの管理者を任され、勉強するにもどこから手をつけたら良いかわからない方
受験の概要について
詳細や概要に関しては時期によって変わることが予想されるので、受験前には公式で確認してください。
私が受験した時の、試験の詳細は以下の通りです。
・内容: 多肢選択/複数選択方式の 60 問
・試験の所要時間: 105 分
・合格点: 65%
・受験料: 20,000 円(税抜)
試験はテストセンターか自宅でオンライン監督試験で受験することができました。
私は緊張感を持ちたかったので、二回ともテストセンターで受験しました。
また、過去の合格体験者の声を見ていると、所要時間に余裕を持って終わったという記事が多かったですが、私は105分フルで使い切りました。60問しかないですが、問題の読解に時間がかかりました。難易度に関しては初学者が受けるには高いと感じます。ユースケースを問われる問題が多いことや、問題文を解釈しづらいことなどがあるためです。
試験の概要については次のとおりです。出題パーセントとともに記載しています。
・設定とセットアップ: 20%
・オブジェクトマネージャとLightning アプリケーションビルダー: 20%
・セールス&マーケティングアプリケーション: 12%
・サービス&サポートアプリケーション: 11%
・生産性向上とコラボレーション: 7%
・データ管理&分析: 14%
・ワークフロー/プロセスの自動化: 16%
「設定とセットアップ」と「オブジェクトマネージャとLightning アプリケーションビルダー」で40%を占めるので、基礎的な部分をしっかりと勉強することが大切です。逆に言うと、割合が少ないセクションに関してはそこまで時間を割いて勉強する必要はないと思います。私は二度目の受験前には基礎的な部分の学習と「ワークフロー/プロセスの自動化」に7割ほどかけていました。
[参考:Salesforce 認定 アドミニストレーター受験ガイド]
勉強方法について
1.合格体験者の記録を読む
社内に頼れる人がいない場合は、先人の経験を参考にして戦略を立てることが特に大切かと思います。
認定アドミニストレーターの資格はsalesforceの基礎試験と位置付けられているため、ネット上に合格体験記の記事や対策が溢れていますが、なるべく新しい記事や更新されている記事を参考にするようにしましょう。
⚫︎Salesforce 認定アドミニストレーター 未経験から5回目の受験で合格
こちらは一度目の受験前に参考にさせていただきました。
こちらの方は5回受験されていますが、その都度反省点や心境を記載しており、勉強の指針を立てるために参考にしました。
⚫︎今ならこうする!Salesforce資格5種保持者が語る、アドミニストレーター試験合格へのプロセス
こちらは二度目の受験前に参考にさせていただきました。
一度目の受験の時に結構学習したつもりでしたが、想定していたよりも確信を持って回答できた問題が少なかったので、どのように対策するか悩んでいました。
こちらの記事では対策のための様々な情報を網羅しているため、非常に役立つと感じました。また、salesforceの試験勉強を始めたら分かるのですが、公式の問題集が非常に少なく、文章も日本語訳がめちゃくちゃな状態で出題されます。その辺りにも触れつつ赤裸々に記載しているのでとても共感できます。
2. 学習について
⚫︎Prepare for Your Salesforce Administrator Credential
こちらは一度目の受験前に確認しました。公式のtrailheadです。
操作方法やユースケースを想定しながら学習しますが、個人的にはこちらの学習に時間を費やすのはあまりおすすめできないと感じます。学習量が多いこと、説明文が冗長で分かりづらいことが挙げられます。私は最初にこちらの勉強から始めて、時間を費やしていましたが、いざ模擬問題を解くと全然解けなくて苦労しました。
模擬問題を先に解いたうえで、理解が浅いと感じたセクションに関してはtrailheadを活用して理解を深める方が良いと思います。
⚫︎【2024年最新版】Salesforce 認定アドミニストレーター試験に合格するには!勉強方法を解説しました【公式資料有り】
こちらは一度目の受験前に参考にさせていただきました。
各セクションの基本内容を動画で解説してあり、体系立てて学ぶには一番良いと思います。salesforceの基本的な知識が足りていないと感じる方は、最初に全ての動画を確認するのが良いと思います。
⚫︎Salesforce認定アドミニストレーター試験公式練習問題解説【合格】
こちらは一度目の受験前に参考にさせていただきました。
上記と同じ方が解説されています。
動画で解説があるので非常に分かりやすいと思います。ただ、問題としては少ないのでこちらをやるだけでは足りないかと思います。
⚫︎Salesforce認定アソシエイト100題 問題集全問解答+全問解説付き
こちらは一度目の受験前に参考にさせていただきました。
有料ですが、一度目の受験の際に類似問題が出題されたので、一通りやっておくと良いと思います。ただし、日本語が意味不明だったり、解説がよく解らなかったりする問題もちょくちょくあります。
⚫︎【超効率的】認定アドミニストレーター合格への最短ルート
こちらは二度目の受験前に参考にさせていただきました。
有料ですが、400問以上の問題と解説がついており、セクションごとに分かれているので学習する価値があると思います。
理解が浅いと感じた部分はtrailheadを使って理解を深めました。
正直私は全て網羅できなくて、300問くらいまでしかできませんでしたが、「設定とセットアップ」と「オブジェクトマネージャとLightning アプリケーションビルダー」を重点的に学習しました。
3. Salesforce Certification Daysを受講する
salesforceが主催する資格取得のためのウェビナーです。
年に数回?(いつ・何回開催されるかはちょっと分かりませんでした。)ほど開催される無料のウェビナーです。私は一度目の受験前と二度目の受験前にたまたま開催していたので、受講しました。
一度目の受験が2023/12/25で二度目の受験が2024/6/18なので半年ほど期間が空いていますが、ウェビナーの内容はあまり変わっていなかったと思います。なので一度受けたら十分かと思いました。受講自体は強くおすすめします。やはり公式が主催しているウェビナーなので情報に信頼感がありますし、テストのポイントなども抑えられます。ただし、ある程度勉強してから受講しないと全然ついていけないと思います。
4. 勉強会に参加する
やはり1人で勉強すると不安や質問したいけどできないなどの問題があると思います。salesforceの有志のコミュニティでオンライン勉強会をやっています。
私は何度かこちらに参加させていただき、不明な問題などの質問をしたり、どうやって勉強したら良いかを相談させていただきました。初めての参加は緊張しましたが、みなさん非常に親切で、気軽に参加できました。試験以外のsalesforceに関わる情報も色々と収集できるのでぜひ参加しましょう。
https://salesforcesaturday-ikebukuro.connpass.com/
終わりに
単純な暗記問題だけでなく、ある程度使用したことがある前提でユースケースを問われる問題が多いですが、模擬問題を沢山解いて、気になったら実際に触って確認して理解することを繰り返せば必ず正答率は上がっていくと思います。
ただ、公式の問題が少なく、多くの問題が非公式なので問題文や解説が分かりづらかったり、回答がそもそも間違っているということもあるので辛い部分もありますが、挫けずに根気強く粘りましょう!!
きっと道は開けるはずです!頑張ってください!
弊社ではsalesforceに興味がある方を募集しております。奮ってご応募ください!